イーダの作品情報・感想・評価

イーダ2013年製作の映画)

IDA - FORMERLY SISTER OF MERCY

上映日:2014年08月02日

製作国:

上映時間:80分

ジャンル:

3.9

「イーダ」に投稿された感想・評価

孤児院で育った少女に叔母の存在がわかり、一緒に両親の過去を知る旅へ。もうお国と作品紹介読んだだけで、重いらまたは悲劇が想像できるが、これはそこを淡々と描いてた。過去を知った少女がまた一歩踏み出す姿が弱さと逞しさ兼ねてて良い。人物を画面の隅に置くショットがいちいち美しい。
ayami

ayamiの感想・評価

3.8
Have you ever think of sinful thoughts?


(多分)初ポーランド映画。

60年代始めのポーランド。
孤児として修道院で育てられてきた少女アンナは院長からおばの存在を知らされる。
会って来なさい、と半ば強制的におばに会いに行くことにしたアンナは、そこで衝撃の事実を伝えられる。

「あなたの本当の名前はイーダ・レベンシュタイン、ユダヤ人よ。」

ホロコーストをはじめとする当時のドイツから影響を受けたポーランドで、世俗の塊のようなアンナとは正反対の生活をしているおばとともに自分の出生の秘密を探す旅に出る。


修道院から出て、今まで見たことのない世界を学んで、自分のこれからの道を自分で選んでいく強さがアンナにはありました。

モノクロで、終始静かな感じが戦後の虚しい雰囲気を出していてよかったです。


104
jody

jodyの感想・評価

2.3
戦争孤児のアンナ(イーダ)が唯一の肉親である叔母と両親の死や自分のルーツを探す旅に。

旅の中で酒やタバコ、男…荒れた生活を送る叔母とイーダの対立や現実への絶望や自分の知らなかった世界を知りイーダは変わっていく
miyu

miyuの感想・評価

3.8
モノクロでありながら、画像が秀逸で、どのシーンも構図が芸術的でアート写真を見ているようだ。

ポーランドの修道院で、戦争孤児として育ったアンナ。
修道女となる為の誓願の儀式の前に、院長から、叔母の存在を知らされる。

その叔母から、アンナの本名はイーダであり、両親がユダヤ人であった事を知らされる。。。

叔母と自分のルーツを探す旅に出る〜

アンナ すなわち イーダは、ほとんど感情を出さず、セリフも少ない寡黙な印象!
でも、
イーダと正反対の性格で判事の叔母との旅で、親の事や、叔母の子どもの話を聞き、教会だけの世界から、世俗にチョット 足を踏み入れる…

イーダのココロの揺れが、映像で表現され、美しい映画になっています🎬
クロ

クロの感想・評価

4.2
1962年のポーランド、戦災孤児としてカトリック系修道院で暮らすイーダ。キリストの花嫁として身を捧げる修道誓願を前に外出許可を得、彼女との面会を久しく拒絶していた叔母ヴァンダと再会する。ヴァンダはイーダの出自を明らかにする、という名目で彼女を故郷への旅に連れ出す。

第二次大戦中、ポーランドはドイツ、ソ連という列強国に蹂躙されていた。1941年、イェドヴァブネという村ではナチス側の誘導があったにせよ約400名のユダヤ人が同朋である近隣の非ユダヤ系住人により、暴行され焼き殺される事件が起きた。多くのポーランド人にとって大戦は忘れてはならない歴史であると同時に、忘れたい過去でもある。二人の旅も至るところで繰り広げられたであろう惨事のひとつの残滓に辿り着く。

保護された箱庭である修道院で生きてきた戦争を知らないイーダと、検事という立場で時に自らの手を血に染めながらしたたかに歴史に関与してきたヴァンダ。ヴァンダはその顛末を受け入れ自らの幕を引く。イーダはヴァンダの慚愧を受肉したように、煙草を吸い、火酒を煽り、兵役から逃げまわる市井の青年に身を委ね、箱庭を後にする。

何故私達の世界はこんなにも苦痛に満ちているのか?もしかしたらそれは神様の設計ミスだったのかもしれない。だからといって私達は諍いの仲裁を神様に委ねることはできない。私達が播いた悪い芽は私達の手で摘まねばならない。でも祈ることを無意味だとは思わない。それが亡き者のための労いと優しさの発露であるなら。イーダという女性は損なわれた地から吹き返す新しい芽だと思った。

イーダを演じたアガタ・チェブホウスカは、見るものの心を見透してしまう静かで暗い水のような眼差しが印象的だった。

冬のポーランドを切り取る映像の美しさも特筆すべきだが、文才の無さゆえその魅力を伝えきれないのが悔やまれる。
shinsaku

shinsakuの感想・評価

3.7
構図が勉強になる。光と。
格子越しの彼女は印象的
たてぃ

たてぃの感想・評価

4.8
これぞポーランド映画!美しいモノクロ映像、戦争による暗い過去とその後、そしてジャズ…この三点の組み合わせが最高にマッチしてましたね♪( ´▽`)

1962年、共産主義国家のポーランド。カトリックの修道院で育ったアンナは叔母がいることを院長に打ち明けられる。そして「修道女の誓いをする前に会ってくれば?」の提案で会うことに。そして叔母に会うや「あなたの名前はイーダ、私達はユダヤ人なのよ」と衝撃的な告白…イーダが生まれたころのポーランドはナチスドイツの占領下でユダヤ人虐殺(ホロコースト)が行われた時代。両親はなぜ死んだ?自分は何故生きてる?自分のルーツを探る旅が始まる…

前半は自分のルーツを探る旅、後半はユダヤ人として生きる?修道女として生きる?の葛藤が描かれてます。

この時代のポーランドは共産主義国家による抑圧された時代…大変な時代だったことがうかがえます。一方この頃の日本は戦後復興を果たし東京オリンピックを2年後に控えていた頃…「ALWAYS 三丁目の夕日」の時代…

監督のインタビュー記事を見つけたので鑑賞後にそれを読んでこの作品の奥の深さをさらに知りました…
特に、叔母がイーダと会った時どのような状況でいて、作品の中で彼女が取った最後の行動に「そうするか」と理解出来たような気がします。あれだけは「なんで?」と思ってたので。その他、イーダ役の役者さんがこれまで演技経験がなかったこと(友人がワルシャワのカフェで彼女を見かけたのがきっかけってワルシャワ天国すぎだろwww( ;∀;))、この時代はポーランドジャズの黄金期だったこと、監督のバックグランドなど。鑑賞前に冒頭部分のみ、鑑賞後に監督へのインタビュー部分をぜひご覧ください。

http://www.webdice.jp/dice/detail/4309/

ロマン・ポランスキー監督のデビュー作「水の中のナイフ」がこの時代に発表されたんですよね。両作品ともジャズが流れていい味出てますよね。

アカデミー賞をはじめいくつかの外国語映画賞を受賞したのも納得の作品でした♪( ´▽`)また観たいです!

《補足》当作品は、配給会社であるマーメイドフィルムのサイトから鑑賞しました(350円、クレカ支払い)。スマホからhdmiケーブルでテレビに接続して鑑賞しましたが、十分クリアな映像でした。

http://beautiesweb.com/detail.php?spt_guid=db5f88184745611d92062f350953787a34eddbd6
自分の生きる意味や意義を知るためには過去を知ることが必要なのか。イーダは過去や世界を知った上で自分の未来を決めた。対して生きる意味を失ったヴァルダ。美しいモノクロの映像。
Machy

Machyの感想・評価

3.5
こういったポーランド映画は数多く、でもあまり他のを観た覚えがない。もっと現在のポーランドを知れる映画に出会いたいです。
Iri17

Iri17の感想・評価

4.5
ユダヤ人としてのルーツか信じてきた信仰かの間で揺れる修道女の話。
全編モノクロで暗い映画ですが、終盤のイーダのキリスト教的に背徳行為はすごく人間的で俗世でユダヤ人として生きるかキリスト教を信じて生きるか迷うイーダの心情をよく表していて素晴らしいと思いました。
僕の理解力のなさのせいかもしれませんが終盤の叔母の行為や常に無表情でイーダが何を考えているのか全く理解できなかったのが残念でした。

イーダがスカーフを外して男性と交わるシーンは『アデル、ブルーは熱い色』のアデル・エグサルホプロス級に美しかったです!
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