イーダの作品情報・感想・評価

『イーダ』に投稿された感想・評価

タケ

タケの感想・評価

4.5
ワンシーンワンシーン写真のように美しいショットの連続でとにかく素晴らしかった。
セリフは極力抑えて説明的なところもなく淡々と進むけれど歴史的な背景と映像、音楽、演技でグイグイ引き込まれる。心震えるラストシーンまで完璧な映画でした。
これを80分くらいで描いた才能に感服です。
イソベ

イソベの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一つ一つのシーンが写真のように綺麗。

おばさんの自殺シーンは衝撃的、あんな静かにサラッといくことある??
odyss

odyssの感想・評価

3.5
【古風な手法が開かれた作品を生んだ】

モノクロ・スタンダードサイズという、最近では珍しい映画。

時代設定は1960年代。修道院で育てられた女の子が、血縁者のおばがいると突然知らされて、一度会ってくるように言われる。おばを訪ねた少女は、自分の実名を知り、実はユダヤ人であること、両親は大戦中に殺されたことを聞かされます。

舞台となるポーランドは、第二次大戦中はナチス・ドイツとソ連によって分割され、双方に蹂躙されました。また大戦中はナチスによるユダヤ人虐殺の主たる場所にもなりました。しかし、ユダヤ人虐殺はナチスだけの仕業だけでなく、ポーランド人もかなり協力したと言われています。そもそも、大戦前からポーランドには反ユダヤ主義の風潮が濃かった。

この映画はポーランドのそうした実情と、戦後共産化されたポーランドで生き抜いてきたおばの半生を、暗示的な手法、つまり何もかも洗いざらい描き出すのではなく、断片的なエピソードや言葉でそれとなく示す手法で作られています。

さらに、ずっと修道院暮らしだった少女は、おばと旅する過程で世俗的な文化や風俗から誘惑を受けるのです。
修道女の服に身を包んだ少女が、サックス吹きの青年と知り合い、自分の魅力を教えられて、フードを脱ぎ、髪を垂らした姿を鏡に写すシーンが、とても印象的です。

しかし、この映画はすべてを描き尽くすことはしません。色々あってラストシーンとなるのですが、そのラストシーンも受け取り方は観客それぞれでしょう。開かれた映画、と言えるのかも知れませんね。
とても静かな映画。

白黒で4対3の画角で、しかも固定カメラ。首きりショットの連続だけど、そんなには気にならない。最後の最後にカメラが動くなんて粋だね。
絵作りやストーリーは、どことなく『ストレンジャー•ザン•パラダイス』を想起させる。

修道院で孤児として育ってきた少女が、突然身内がいると告げられて伯母さんに会いに行く。
その伯母さんが破天荒で、タバコ馬鹿スカ吸って浴びるように酒を飲んで男をたらし込む。それでいて検事も務めた国の功労者。
しかしそんな最強の伯母さんにも、度し難い過去があることが明かされる。
静かに進行していく中で、とてつもない悲劇が目を背け難い事実として降りかかってくる展開は見事だった。

結局は伯母さんも主人公も最後に
「もういいかな」
というコトバに集約されたと思う。
終わり方に何ともいえない清涼感があった。

歴史の波に翻弄された戦後ポーランドを背景に少女の成長物語を描く。

60年代初頭のポーランド。孤児として修道院で育った少女アンナは、初めて会ったおばから自分の本当の名前がイーダ・ベルシュタインであること、そしてユダヤ人であることを明かされる。やがて彼女は叔母ヴァンダとともに、自らの過去と亡き両親の最期を探る旅へと出るのだったが…。

共産主義体制のポーランドを出てヨーロッパ各国で映画を撮り続けてきた映画作家パベウ・パブリコフスキ監督が、初めて母国ポーランドで撮影した作品。
aym

aymの感想・評価

-
25
おばさんのやったことがやりたくて修道女に正式になる前に経験したのかなって
絶対にたばこ吸うと思った
tomひで

tomひでの感想・評価

4.0
モノクロスタンダード4:3で撮られた画がめちゃくちゃいい。4:3の狭い画面ながら空間を大胆に意識して配置される人物、ワンカットワンカットが1枚の写真として成立する格好良さ。モノクロームで強調される陰影のコントラスト、その光を捉える美しさ…。

見応えあり過ぎで画を見ているだけでお腹いっぱいになる。そしてこの映画のカメラは9割が固定FIX画面、ラストカット、主人公が歩くシーンだけが手持ちのブレブレ画面となる。観客に深い余韻を感じさせる巧いつくり…。

監督はポーランドのパヴェウ・パヴリコフスキ。『COLD WAR あの歌、2つの心』の監督と知って納得。この監督お気に入りになりそう。観ている途中で何故かめちゃくちゃベルイマンを観直したくなった。
kch

kchの感想・評価

3.9
画角が素晴らしい とにかく言葉は少ないが、少ないなりに沁みるものがある
ジジイ

ジジイの感想・評価

4.0
60年代初頭のポーランド。孤児として修道院で育てられ修道請願(正式に修道女となる儀式)を目前に控えた少女アンナが唯一の親類である叔母に会いに行く物語。80分という短い尺の中で少女が自分の意志を持った大人の女性へと変貌していくさまを淡々と描いている。アンナと叔母ヴァンダを演じた二人の女優がよかった。またクラシックとモダンジャズがモノクロの美しいショットに限りなくマッチしていた。特にあるシーンの描写のアイデアと無駄のなさが衝撃的であった。アカデミー賞外国語映画賞受賞。
Haru

Haruの感想・評価

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2022-67

映像はひたすら静だが、最後動き出す。変化のようだった。
美しい。
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