飯

墨東綺譚の飯のレビュー・感想・評価

墨東綺譚(1992年製作の映画)
4.0
スクリーン作画と省略叙事が素晴らしかった。

性事で政治を逃避する。

開放的、人性的、自然主義的、個人主義的、反戦的、国家と全体主義を反する享楽的、伝統風味的、清雅的な。

硬直した価値観を無情に打ち砕くような。

新藤監督の叙事は相変わらず平穏で素朴だけど、ゆき子の一滴の涙は、汽車と濃煙とともにその時代に刻まれた。

なぜ芥川のように自殺しないんだ。永井。
飯