室園元

チョコレートドーナツの室園元のネタバレレビュー・内容・結末

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

喉元にグッと来た。観ながら口にしていたチョコレートとウイスキーのせいかもしれないけれど、グッと来た。
最後何とかしてハッピーエンドで終わると思っていたから、マルコの死亡記事が出た時マジかよと言ってしまった。これが本当にあった事だと言うのだから堪らない。
(追記。調べてみたら事実は同性愛者がダウン症の子を引き取って育てたというところ迄で、その後はそこから着想を得て書かれたフィクションのようです。失礼しました。自分の為のレビューなのに誰に謝ってるんだ?)

彼らに対する差別を見る度に「いやいや、止めとけ止めとけ」と思う心が確かにあった。安心した。

マルコの母親が法廷に現れた時ドナテロが「母親は麻薬依存者なのに!」と叫んだのはいただけなかった。叫ぶ気持ちは分かるが余りにも悪手に見えた。「偏見の目で見られている自分達にマルコを任せる」という信頼を勝ち取る戦いの中で、少しでも偏見だと取られる言葉はしない方が良いと思った。
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