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チョコレートドーナツのukのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.0
正しさとは何なのか。権利や法律、世間体より最も大切なものは愛だ!舞台は1976年のアメリカ(カリフォルニア)まだジェンダーレスという概念や言葉すら存在しない時代。ゲイバーでドラッグクイーンとして働くルディと離婚して孤独を感じていたポールはゲイバーで出会い、関係を持つ。そしてルディと同じアパートに住む薬物依存症の母親を持つダウン症の子どもマルコ。とある事件をきっかけにルディとポールの2人はマルコを引き取り3人で暮らすようになる。しかし、権利や法律、そして偏見が3人に襲いかかる。評判の良い映画ということは知っていたが、なかなかDVDをレンタルする気になれずやっと観た。結果は評判通りの映画だった。というかむしろラストは反則。心に響かないわけがない。ゲイカップルが子どもを育てることへの偏見。母親という権利。そして法律。それが全て正しいわけではないことを訴える作品。そして、こういった背景もあり今のジェンダーレス文化へ人類は進化してきたんだと思う。何事も多面的、多角的な角度で物事を見なくては最善な判断は下せない。
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