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チョコレートドーナツのsakaのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.2
今でこそ同性愛が認められる時代になったのだろうが、映画の舞台となる1979年にはこんなに人の価値観は違っていたことへの驚きと歯がゆさを感じる。
3人の絆はどこまでもシンプルなのに、偏見という厚い壁が3人共に歩く道を断ち、必要のない悲劇を生んでしまう。歯がゆすぎる。
保守的さ故に本質を分かり得なかった人々が最後の手紙によって何を思うのか。
挑戦する者がもつ勇気と挑戦しない者の当てつけ。
この映画を観て、自身が未知の価値観に対して何を思うのかを問うてみることも、この映画の醍醐味かもしれない。
観てよかった。勇気が世界を変えていく。
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