ゲイのカップルがダウン症の子を育てる話。
要約してしまえばそんなところなんだけど、それだけじゃない。
社会のなかで「マイノリティー」と呼ばれるひとたち。
でももはやマイノリティーがマジョリティーとなりつつあって、今も差別は消えないけど、映画の設定の頃よりは少し理解が進んだことを願う。
マルコ(ダウン症の子)はハッピーエンドが好きだった。だからこの映画も終わりは切ないけどルディもポールもいつかそのあとどこかでハッピーでいて欲しい。
切なくて胸が苦しくなるけど、フィルムで撮った3人の映像がふわりふわり頭に浮かぶ。ずぶ濡れになるほどの愛に溢れた映画だった。