Bulleen

チョコレートドーナツのBulleenのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.2
1970年代にアメリカのブルックリンであった実話。
ルディはDragQueenとして毎日をすごしていたが、ある日2つの運命的な出会いをする。ひとつは自身が働く店に来た客で弁護士のポール。ゲイである2人はお互いに一目ぼれ。もう1つはルディと同じアパートに住むダウン症の少年マルコ。
母親の麻薬所持による逮捕で施設に入れられることになったマルコだったが、彼を助けたいとルディとポールで面倒を見ることになる。しかしゲイに対する世間の偏見、差別が彼らを引き裂いていく…という話。

差別は理解できない者への排除の動きだと思う。アメリカンヒストリーXでもあったように、一人ひとりと接してみればきっとそんな気持ちもなくなるのに、私たちはいつも自分たちと似たようなコミュニティの中でしか生活しない。だからこういった理解できない者に対しての差別は変化を好まない人にはずっとなくならないんじゃないかな。
「Marco likes happy ending」が好き。
でもハッピーエンディングじゃない映画の方が色々考えさせられるから好き。
ルディがどうしてもコンチータ・ウルストに見えた。
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