めんだこ

チョコレートドーナツのめんだこのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.4
同性愛者の権利主張運動が勃発したくらいの時期のリアルなLGBT描写だった。
まだ受け入れてもらえない社会で偽って、ぶつかって、真摯に訴えて、愛というものを教えてくれる作品。

また、ダウン症についての理解や社会保障も整ってなかった時代で、親以上の愛を注いでいる姿や一生懸命なマルコを見ていて心が温まるし苦しくなる。マルコの最期は居た堪れなくて涙が出た。

ダウン症については今の日本もアメリカも変わらないけれど、LGBTについて本当に日本は遅れていると思った。この時代のカリフォルニアよりも今の日本のほうが後退的。

愛に性別も障害も、何の壁さえも存在しない。