YurieTominaga

チョコレートドーナツのYurieTominagaのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
5.0
どんなに時代が変わっても、差別や偏見は未だになくならないもの。映画やメディアを通して情報を知り得ると「どうして理解できないのだろう」と憤りを感じる反面、実生活で目の当たりにすると、自分自身もきっとどこか「普通ではない」と感じることが100%ないとは言い切れない。でも本当は「普通」は他人が決めることではなくって、人それぞれ「普通」は違うもの。みんなが全く一緒だったら何の面白みもないし、相手を魅力的だと思うこともない。あくまでも「個性」なだけ。それを間違いだのおかしいだのと批判することが、そもそも間違っている。おかしいことなんて、他人を傷つけること以外ないと思う。
ありのままの自分を好きだと思えること、ありのままの相手を好きだと言えること。自分はもちろん、みんながみんなそんな気持ちを持つことができれば、きっともっと平和な世の中になるのだろうなあ、、。


家族のカタチは色々あるけど、ルディとポールとマルコが過ごした日々はとても愛に溢れていて、「一般的」などんな家族よりも間違いなく幸せな家族だと思いました。ビデオの回想シーンは涙なしでは観られない、、!とても素晴らしい作品でした。
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