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チョコレートドーナツのレクのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.0
まだLGBTの理解がなかった1979年。
ゲイとダウン症というマイノリティを題材に差別や偏見、社会の不条理さの中で血の繋がりだけが家族ではないという強い想い、暖かく心を打つ愛の形を描いた作品。
愛に決まった形はない。相手に合わせて注ぐもの、それぞれに合った形を紡いでいくものなのだ。

‪あくまでも結果論であり、何が正解だったのかは誰にも分からない。‬
しかし、少なくとも本人にとっての最善の選択肢は他にあったはずだ。
正義とは何か?
差別意識、法律、血の繋がり、一般常識、生きていく上で時として感情論だけではまかり通らない現実の厳しさにやるせない思いで胸が苦しくなる。
いつの日か、すべての苦しみから解き放たれるだろう。
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