まっすー

チョコレートドーナツのまっすーのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
3.8
2019年鑑賞 6作目
あらすじ
ゲイカップルのルディとポール、母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年・マルコ、奇跡的に出会った3人の血が繋がらずとも深い愛情で結ばれた物語。

見た後、すごく切ない気分になった。あともう一人でも彼らのことを偏見無に判断できる人がいたらと考えるといたたまれなくなった。
差別の怖いところは彼らに悪気があんまりないところにあると思う。きっと判事の方もマルコが不幸になればいいなんて思っていなくて、ただその当時の世間の常識に合わせただけなんだと思う。

いまでこそ、一般にも受け入れられつつあるが、自分が何の偏見もなく彼らのような人と接することが出来るかと考えると自信がない。
でも、実際は苦しんだ経験があるからこそルディやポールのように愛にあふれた人間の方が多いんだなと思う。

何か世間に対して訴えたいという思いが伝わってきて、すごく自分のなかで、映画らしい映画だなと思えた。