号泣。
救いのない悲劇の物語、それが権力や人々の偏見によるものだとなおさら苦手で。悲しみよりも怒りが先に来ちゃって楽しめないどころか数週間モヤモヤを抱えちゃうから勘弁してほしい。
この映画もそうっちゃそうなのだけど、三人のつかの間の幸福な時間があまりにも美しくて。
自分の孤独を埋めるようにマルコに愛を注ぐルディ。それを温かく見守るポールの優しい眼差し。二人の愛情に包まれて、本当の家族の温かさを知ったマルコの素直な笑顔。三人の表情や仕草の細部から愛が溢れすぎてダダ漏れで、それだけでも良いものを観た感半端ない。
号泣&号泣。