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チョコレートドーナツのyrmkのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.7
物事の本質が偏見で歪められて、何が正しいことなのか、現実をみているのは誰なのか、たがためなのかが見失われていくし哀しさ。

アラン・カミングが秀逸。
どんどんと母の眼差しに変わっていくし、子どもと一緒にいたい、守りたいという切実な感情のたかぶりや、ラストの歌にも胸をつかれた。

“普通”とされている人の“普通”の判断が、枠からはみ出した人をはじき出し、結果、“普通”以上の幸福を奪う矛盾。
良作だった!
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