Masataro

チョコレートドーナツのMasataroのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.4
LGBTとダウン症、薬物と言った比較的多数ある社会問題をうまく絡めて作品にしています。

基本的に劇中に歌が入る作品はあまり好みではありませんが(いつも少し飛ばして観てしまいます)
今作はとても重要なエッセンスです。歌詞の変化から心情の変化が読み取れます。

法やルールを大多数に適用しようとすると、あるレベルに合わせて線引きをしているのが現実ですが…なんか悲しく切なくなるラストですね…

今の時代であったとしても難しい側面も多いと思います。
でも、愛されていない子供や暴力を振るわれている子供が大多数いるニュースが飛び交う中で、とても愛情を感じる作品でした。

勝手にハッピーエンドをイメージしてたのですが、ラストで現実に力強く引き戻された感じです。
お手紙はどれだけ心に響いた、響かせたのであろうか…?
Masataro

Masataro