Mayu

チョコレートドーナツのMayuのネタバレレビュー・内容・結末

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

悔しい。悲しい。たまたまこの時期に観て、いろんな感情が湧き上がった。結論から言うと、差別は無くならないと思う。差別って言葉がいいイメージはないけど、他と自分を差別化する事は当たり前で、それは悪いことでもないし(良い意味での差別もたくさんある)それが人間の生き方なんだとも思う。他の存在に対して偏見や敵対心を持つ事が良くないっていうのもきっとみんな心の奥底ではわかってる。でも歴史からくるものだったり、自分の置かれた立場とかそういうのを優先して差別的行動が生まれてしまう。やっと間違いに気づくのはかけがえのない命を失ってから。

そして人間にとって最も大事で欠かせないのが愛。2人の愛情が注がれなかったらマルコはもっと早くに亡くなってたかもしれない。人は日々愛で生かし生かされてる。愛に満たされれば邪悪な心も小さくなる。だから綺麗事かもしれないが、愛情を持って人と接することが出来れば、もっとお互いを認め、許し合えるようになるはず。逆にどんなに正しいことをしてもそこに愛がなければ報われないのかもしれない。

愛に溢れた世界を創り上げる。それが人間に与えられた試練なのかな?人類にとって永遠の課題。

言語化するのは難しい。
Mayu

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