おんぷ

チョコレートドーナツのおんぷのレビュー・感想・評価

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)
4.1
今でこそLGBTへの理解や、人種差別が大きく問題視される世界になりつつあるけど、そんなんここ数年のお話なわけで。
この映画の1970年代なんて偏見、差別は当たり前、見世物でしかなかったはず、、、。
同じ人間なのに、、、等しい命なのに、、、生まれてくる時代が違うだけで、想像もできないくらい苦しんだ人達がいると思ったらとても悲しくてとても寂しい、、、。今の世の中で偏見が完全にゼロになったのかと言われれば全くそんなことはないが、少なくとも70年代よりはマシだと信じたい。
なぜ親権裁判の判事は偏見を打ち消し愛情を信じれなかったのか、、自分がその立場だったらどうしたか、、、。
偏見、差別、愛情、家庭、仕事といろんな要素が凝縮された一本だったなあ。
弁護士に「この裁判に勝つのはほぼ不可能」と言われたルディが「ゲイの場合なんでもほぼ不可能よ」と答えたシーンが忘れられない。
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