風来のリヨナ

ブラックシープの風来のリヨナのレビュー・感想・評価

ブラックシープ(2006年製作の映画)
4.3
羊の気持ちになるですよ

とある出来事で羊にトラウマを持ち、故郷の牧場を離れていたヘンリー。この度、バリバリに牧場の科学化を進めている兄貴に残りの牧場を譲渡すべく仕方無く帰郷。

しかしそんな折、あほあほ活動家の手で近場の研究所から実験体羊が逃げちゃった!めちゃめちゃ噛むし…何か感染する!活動家ちゃんの話では、兄貴による遺伝子操作の賜物であるとのこと。一転して、人食い羊から逃げ惑うことになるヘンリーは兄を止められるのか…みたいな。



ちんちんーーー!!
ずっと気になっていた羊さんホラー!
スプラッター・コメディ・アタック・オブ・ザ・キラー・ひつじ!羊恐怖症青年がまさに、(こうなったら絶対嫌だ) という殺人羊パニックに見舞われるというお話。『LAMB』の前日譚らしいですよ。嘘ですけど。

目立った誤魔化しも無く、テンポも良好に、しっかりと羊くんたちがメーメー喚き散らしながら人々を襲撃しまくります。ふかふか絵面のほのぼのしさからは想像の付かない血みどろ具合は爆笑もので、いやほんと (こんなに?) って程にはグロ祭。血に染まる羊毛。

全体的に起きてることの深刻さと羊くんのゆるふわ塩梅が良バランスで、ほどほどに馬鹿馬鹿しく、退屈せず、とっても良いB級だな〜と感じました。助けてベイブ!

個人的に気に入ったのは、羊に囲まれまくる車、羊・シャイニング、牧草食ってるみたいに人間食ってる羊です。
風来のリヨナ

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