このレビューはネタバレを含みます
主人公の青年が警官に射殺されるまでの一日を淡々と描いていて、特に派手な演出も何もないけれど、かえってそれが、日常のほんのひとコマに起こった不幸で理不尽な出来事だったことを際立たせている。
白人警官が黒人を射殺するという事件は今でも度々耳にするけど、これってやっぱり根底には人種差別の問題があるんだろうなぁ。
アメリカの人種差別問題は本当に根深いものがある。
ここを断ち切らない限り永遠にこういう事件はまた起こるんだろうなと思う。
せっかくこういう映画を作って問題提起しても、けっきょくまだ同じようなことが起こっているという事実が、悲しいし虚しい。