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プリズナーズのchaooonのレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
4.3
これはかなりのめり込んで観てしまった!!!
153分ずっと張り詰めていて見終わったあとはどっと疲れてしまったけど、飽きる暇なく次から次へと展開するストーリーはかなり面白い!!

感謝祭の日、友人の家に集い団欒するケラーとその家族。しかし末娘のアナが友人の娘と共に忽然と姿を消した…。容疑者として1人の青年が拘束されるも、証拠不十分で釈放。ケラーは彼が誘拐に関わっていると確信し、一線を踏み越えて強硬手段に出る…!

誘拐された娘の父親ヒュー・ジャックマン。
事件を追う刑事ジェイク・ギレンホール。
誘拐の容疑者ポール・ダノ。

この三つ巴にドゥニ監督の重厚感で、観る前からヨダレモノだと思っていたけど、更にヴィオラ・デイヴィスとテレンス・ハワードの夫婦役に、ディラン・ミネット君でキャストがエラく豪華で圧倒されたぁ🤤

善と悪。信仰。神の試練とは?
そんなテーマがずっと付き纏う宗教観に溢れた内容。
刑事の名前がロキで北欧神話の神の名前ってのも、ニクイ!
愛が強いほど、憎しみが深くなるように、信仰も強いほどに、裏切られたと感じたときの想いの転じ方が歪むのだろうか😨

娘を救うために常軌を逸した行動に出るおヒュー様の迫真の演技‼️
最高潮のハンマーぶっ叩いて、洗面台壊すところ…最高に好きだわ🤤🔨
さすがウルヴァリン←違う。
あれって一発撮りなのかなぁ、なんて余計な事まで考えてしまう⚒
怒り狂って目がヤバイおヒュー様、それでもどこか気品があって、ただの下衆じゃないっていうこの役作りはホント絶妙だと思うなぁ🥺

行き過ぎた行動に出るその想いの原動…
「どうしてお父さんは助けに来てくれないのか」って娘が苦しんでると思うと、いてもたってもいられない…それを吐露するシーン。
ケラーは確かに行き過ぎた行動に出てしまったけど、その言葉を聞いて、誰よりも人間らしく、誠実で愛するもののために自分を律することが出来る強い人間なんだと思えてしまって、胸が苦しくなった🥺

捜査を進めていくうちに、次から次へと浮上する不可解な事件。
一見関係なさそうに見える物事が、最終的に一つの事実に結びついていく構成は、面白かった〜✨

そして、ジェイクの刑事がまたカッコいいだわ🤤
でも佳境の終盤の運転シーンは「マジか!ジェイク〜!!やめて〜!!!お願いだから救急呼んで〜😱」と声に出して叫ぶくらいヒヤヒヤしたわ🤣

もっと胸糞展開だと思ったけど、ヒヤヒヤすることはあっても、モヤモヤすることもなく、結構スッキリ終われる作品!
ちょっと苦しくて涙が止まらないシーンはあるけど…😭

ラストの終わり方とか好きだな〜✨✨
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