shou/yuzuki

プリズナーズのshou/yuzukiのレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
3.8
近年のサスペンスものとしてはかなり上位に食い込む力作。
曇天のアメリカ田舎町が持つ薄暗さと閉塞感。人間関係の濃さと希薄さ。宗教とか神秘の密接感。
そういう舞台でヒュー・ジャックマン演じる父親が娘を誘拐された焦燥感からの狂気を濃くしながら進み、ジェイク・ギレンホール演じる刑事が事件解決に執念を見せるって作品。

150分超えの長編、ストーリーも目新しさを狙った奇抜さもない。だからこその見せ方とか構成の仕方が秀逸。緊張感を途切れさせずに終盤の収束までもっていきました。
それまで丁寧に丁寧に積み上げたのに、収束のさせ方はそれかい!と思うところは無きにしも非ずですがw
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