あーびん

プリズナーズのあーびんのレビュー・感想・評価

プリズナーズ(2013年製作の映画)
4.1
信仰と罪というのがキーワードか。
行方不明の娘を強い信念と正義感で追うあまりに犯人と思われる男に拷問を加え続ける父親。
厚い信仰心をもつ彼は善人なはずなのにその行動は狂信的に思える。
ヒュー・ジャックマンが上手い。

性犯罪者で殺人者の牧師が冒頭に出てくるけれどあとで振り返ると象徴的でもある。

怪しい人物がわんさか出てきて捜査がなかなか進まずに有能刑事もイライラ。
この映画のジェイク・ギレンホールも闇属性なのでなんかやらかすのではとハラハラする。

最後に点と点がつながった瞬間にアーっと驚き、ラストシーンの演出に痺れた。
ぐったりするほど重厚なサスペンスを堪能。
ドゥニ・ヴィルヌーヴやっぱりすごい。
あーびん

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