服部だった何か

ジュラシック・ワールドの服部だった何かのレビュー・感想・評価

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)
3.7
あのテーマパークが再び、っちゅーわけで海の向こうでとてつもないヒットを記録した作品が漸く日本公開。
主演はご存知クリスプラット。ご存知でない人の為に言うとくと「ガーディアンズオブLEGO」の人。

大前提として書いとくけど、一切思い入れが無い。
「ジュラシックパーク」「ロストワールド」「ジュラシックパーク3」、「うーん……観たね、観たよ」ぐらいのテンション。
そんな感じのふんわり鑑賞やったわけやけど、うん、面白かった。いともあっさり人間が血を撒きながらモグモグゴックンされる恐怖、狙い澄ましたビックリドッキリ、アドベンチャー的ワクワク感。このバランス感覚に秀でてるが故にファミリーで観れるアトラクションムービーに仕上がってるし、恐竜の描き方に愛情が溢れてて本格的な怖さは濁されてる。
あくまでアトラクションとして楽しむものであって登場人物の描き込みは潮干狩り級の浅さやしヒューマンドラマとして心揺さぶられるなんてことは無かった。そこは期待してへんかったからええんやけど、だって「ジュラシックワールド」やしな。彼ら(正しくは彼女らやな)がメインであるべきや。
過去作成分の含有率の高さに懐かしみながら気軽にエンジョイするのがええんやないやろか。
奇しくも十二分にヒットしたもんで続編も決定してるようやし、次は今作で描けんかった部分を掘り下げてくれたら嬉しい。けど何度も言うようにこれはアトラクションやからな、USJにそういうのは望んでないって気持ちもある。

兎も角クリスプラットとオマールシーが同じスクリーン上に居るとそんな場面やなくても過剰に陽気な印象を受けてしもたわ工藤。