MASAYA

徳川セックス禁止令 色情大名のMASAYAのレビュー・感想・評価

3.4
良い子は寝た時間でしょうか?

数々の人気ユーザーの方の熱いレビューを読んでこの作品をclipしたのを覚えています。

いつかは観ようと思っていた本作、そしたら劇場でやっているではありませんか!という訳で行って来ました初ラピュタ阿佐ヶ谷。人情味溢れる個性的な映画館でした。他の名画座とは一風変わった感じも好きです。しかもビル自体も印象的でしたね。

さて、レビューに入ります。
時は江戸時代、11代将軍徳川家斉の治世。この将軍、精力絶倫で16人の妾を持ち、55人の子供を授かったらしいです。
日本史選択でしたが、徳川家斉で習ったことと言えば寛政の改革の一点張りで、塾の先生はこんな大事なことを教えてはくれませんでしたね。

物語としては54番目の息女清姫が政略結婚で九州唐島藩の藩主に嫁ぐのですが、この藩主武芸にばかり励み、お色事にはまったく興味を示しません。そして初夜は大失敗。
これは何とかせねばということで家臣が博多商人に快楽指南を以来。南蛮渡来の媚薬の効果もあって藩主は「こんな素晴らしいものがこの世にあったのか」と感動し、見事女好きへと生まれ変わります。
これで姫とうまくやっていければいいのですが、関係を拗らせ悪化する一方。

そこで城下を視察してみると、庶民どもがセックスを謳歌してるではありませんか 。これはけしからん!ということで板挟みの自分の憂さを晴らすかのように「閨房禁止令(セックス禁止令)」を発布することに……

いやいやいや、性生活を規制されることこそけしからん!ですよ。そりゃあ領内で"やらせろ一揆"も勃発しますよね。

そして無知な姫や藩主が大真面目に性の営みについて語り合っている様子は笑えます。
とりわけ姫が下半身を広げて「さあ、参れ」と言い放ったシーンはシュールで笑いました。

おっぱいが何度も画面を登場するので当然のことながらR18です。

以外にも政治的で深い作品ではあるのですが、途中から退屈になってしまいました。

個人的にはもっとシリアス部分を排除して、おバカを貫き通して欲しかったです。

~おわりに~
例のタグをつけるかどうか迷ったのですが、桔梗さんとkiritoさんに敬意を表しちゃんと入れておきました!


2016.3.13
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