それまでの流れとは一転、いきなり陳腐な台詞が飛び出す
アフレコがギクシャク
バーター出演と指摘されてもおかしくない凡庸な演技
いろいろあるにはあるけれど…
いい映画
役者同士が作品世界に呼応する形で奇蹟のような演技を繰り広げる様に、感動しか覚えなかった
村上虹郎は素晴らしい…眼差しも声も素敵だ
とても初めての演技とは思えない
ディストラクションベイビーズでも同様に光り輝いていた
でも、吉永淳(阿部純子)の前では彼もさすがに霞んでいた
この映画の吉永淳は神がかり的といっていい
その佇まいに、切実さに、何度か息を呑み込み、心臓が止まりそうにさえなった
月9あたりでおちゃらけて欲しくない
思えば母親役の松田美由紀、僕にとってのベストアクトは若干17歳の時の初主演ドラマ
そういうことであってもいいと思うけれど、それでもやはりこの作品以上に光り輝く阿部純子を見てみたい
叶わぬ願いかもしれないけれど
感動のあまり倒れてしまうかもしれないけれど