わかるが、わからない映画だった。
王妃が身につけている衣服は、どれも素敵で、自分の演技力を武器に、難局を乗り越えようとするのはわかった。
前半では、モナコ妃として受け入れられるために、色々な努力(振る舞い方、話し方、公用語、歴史など)をしていたことが描かれていた。
しかし、見せ場となる舞踏会のシーン(各国の有権者を味方につける場面)では、その「自分自身を武器にするために磨き上げた自分」を使って、「周り(各国の有権者)に共感させるモナコ妃」が十分に表現されてなかったように感じた。
なので、不完全燃焼。