ファーナス／訣別の朝のFishermanのレビュー・感想・評価

負のスパイラルまたは負け組の人生とでも言うべきか。自分ばかり悪いことが起きる、真面目に生きてきたのに、、、

父を失い、愛した女にも逃げられ、弟は殺される、もう誰もいない、、、最後の男の決着の付け方も、大袈裟なアクションに走らず静かに一歩づつ。
クリスチャン・ベイル激渋の映画。優しい男の心は燃えていても静けさが似合う。

キャストも渋い。ウディ・ハレルソン、ケイシー・アフレック、ウィレム・デフォー、ゾーイ・サルダナ、皆いい役者。
派手なスカッとする映画ではないが、上手い役者の演技に痺れる映画。