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シミラー バット ディファレントのmickのレビュー・感想・評価

5.0
仙台短篇映画祭にて。

特別な事は起こらないけど、なんか良いんだよなぁー!

男女の恋愛モノって自己陶酔を観せつけられているようで、大人の腐った目を持ってしまった私にはちょっと勘弁して〜、、って感じになるんだけど、この作品にはそれが一切無いのだ。

日常のちょっとした気持ちと行動の揺らぎがとってもちょうどいい。こういう感情を作品にする人って、なかなかいないのでは?

何と無く一緒にいる様でも、やっぱり必要だって思う瞬間がある。お互いの歯車がいつも噛み合っていなくても、それでも前に進んでいれば良いじゃないか。
そんな事を言われているようで泣きそうになった。

オープニングからタイトル出るまでの流れがすごくカッコ良くてツボ!

換気扇の下でタバコを吸うシーンは、自分で納得出来ず、7テイクも重ねたそう。
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