マンメンミ

やさしい本泥棒のマンメンミのレビュー・感想・評価

やさしい本泥棒(2013年製作の映画)
3.7
タイトルに惹かれて観ましたが、良い話でした。
優しい主人公に包容力があり温かく主人公をサポートしてくれるお父さん、厳しい言葉をぶつけながらも不器用な優しさで想いやるお母さん。
戦時下のナチスドイツ政権という特殊な状況が物語に悲しさと優しさを助長させています。
文字が読めなかった主人公が物語の面白さに気づき、言葉を覚えながら本の世界に没頭していく流れは素晴らしいのですが、もうちょっと本にまつわるエピソードや動機付けを丁寧に描写したらもっと良いと思いました。
原作が気になります。
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