やさしい本泥棒の作品情報・感想・評価

「やさしい本泥棒」に投稿された感想・評価

LO

LOの感想・評価

4.0
万人向け戦争映画(残酷描写無しという意味)。ヒューマンドラマ。

予備知識無しで鑑賞。思いのほか良かった映画。
戦争映画だけど、テーマは「言葉」かと。

時代は1930年くらいの戦時中ドイツ、ナチスドイツ統制下。
そこに暮らす人々の描写なのですが、日本の二次大戦時の戦争映画でよく見る光景とそっくりです。「旗を出してなかったら、反逆者よ!」とか、日本で言う非国民扱いに怯えてたり。

後半に
主人公リーゼルが(作中で)今までにあった事を、言葉で紡ぐシーンがあるのですが、そこが良過ぎる。美しい。泣ける。
見終わった後に、そこだけもう一回観た。

あと。
私の大好きな老人俳優 ジェフリー・ラッシュが主人公の養父役で出演してたので大喜びした。
くたびれた老人だったり、心配になってしまう老人役としては最高。
TRD

TRDの感想・評価

3.4
パッケージが気になって鑑賞。
ファンタジーなのかな?と思ってたら、全然違った。
ドイツのヒトラー政権下を舞台にした少女の成長物語、ヒューマンドラマだった。

ドイツの軍人以外にフォーカスした作品ってあんまり観たことないから新鮮だった。
少女が色んな(優しい)人々と出会い、心を開いていく様と、ヒトラー政権の強引なやり口が混ざり合い、切ない雰囲気を出していた。
「この世界の片隅に」に通じるものがあると思った。

しかし、ラストの展開は急だった…
あえて淡々と描いたのかもしれないが、個人的には余韻に浸れる展開の方が良かったかな。

あとジェフリーラッシュ、とても良かったです。
たく

たくの感想・評価

3.8
地味ながら心に沁みる一本。
第二次大戦直前から終戦までのドイツを舞台に、老夫婦に養子として引き取られたリーゼルの成長を描く。

映像がイギリス映画っぽいなーと思ったら監督さんがイギリス人なんだね。
いまどきの映画でドイツが舞台なのにみんな英語喋っててちょっとびっくりなのは、国内向けのドラマ映画だからかな?
でもそんなのは中盤から気にならなくなって、リーゼルと老夫婦やマックス、ルディとの心の交流に引き込まれたね。
冒頭のナレーションが誰だか分かる終盤の展開が辛かった。
銀幕短評 (#157)

「やさしい本泥棒」
2013年、アメリカ、ドイツ。 2時間11分。

総合評価 67点。

原題は 「本泥棒」で、主人公を指す。

前回「サウルの息子」に続いて、ナチスドイツもの。しかしユダヤ人の視点からではなく、ドイツ市民の目線で戦争の進展をえがくドラマで、残虐性もほぼなく、若年層が安心して観られる仕立てになっている。ただ途中から進行が散漫になってきて たいへん残念。10分ほど切りつめれば、ぐっとよくなると思う。

主人公は かわいらしい女の子(お人形さんみたいだ)で、芝居がすこぶるうまい。喜怒哀楽をとても自然に演じ分けるし、好奇心と勇気が強く、観ていて とても魅力的である。

初めは教育が遅れていたせいで 字の読み書きができなかったが、里親の深い愛情で 無類の本好きに育ち、周りのひとと繋がりを深めることとなる。

反戦のメッセージを送るものの、このようにマイルドに仕上げられた映画も珍しい。「帰ってきたヒトラー」(#55、83点)も別の意味で珍しいが、こちらはおとな向け。

わたしは子供の頃から 本も映画も(おもにフィクションが)好きですが、それは 短い時間で “自分のリアルな経験や人生とは違うものを体験する魅力、というより魔術” をもっているからだと思います。これらに興味がないひとは、ちょ–っともったいない気がします。


以下、思い出したので 昨年アップした雑記(編注: 本稿を連載してきているフェイスブックです)を再掲します。わたしの読書の嗜好をシンプルに示しています。ああ はずかしい。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ロビンソン・クルーソーの巻

わたしはなぜか、ひとり無人島に流れ流されて、一生を終えなければいけない。
そこに 気のよい神さまが わたしの無聊(ぶりょう)を思いなして、「本を10冊までなら 持っていってもいいぜい。ただし、1作家 1冊までだよ」と のたまう。
としたら、さあ どうするかな? と、ヒマにあかせて夢想する。さっと考えて、出てきた順の答えはつぎのとおり。

夏目漱石 「彼岸過迄」
いま またカバンに入っているな。何度目かな。

シェイクスピア 「マクベス」

村上春樹 短編集 「象の消滅」

チャンドラー 「ロング・グッドバイ」

「きけ わだつみのこえ -日本戦没学生の手記」

「広辞苑」 革装版

ドストエフスキー 「白痴」

綿貫 陽 「表現のための 実践ロイヤル英文法」

「ブッダのことば」岩波文庫

プルースト 「失われた時を求めて」
(これのみ 持っていないので 港で買う。ワクワクするな。超長編だけど、一冊カウントで堪忍してくれ。)

やっぱり小説が多いなあ。ひとり一冊の枷(かせ)もけっこうキツイし。

あと 神さまが付け加える。「今週 漂流者だけの特別サービスで、好きな雑誌一年分も 持って行っていいわよ。」あ、女神だったのか。

となると、迷いなく「カー グラフィック」12巻 (毎月 最新号を島までドローンで配送)で決まりだ。これで死ぬまで安心だな。 というか、時間がまったく足りないぞ。
メーグ

メーグの感想・評価

3.8
なんの気なしにBlu-rayを購入したのだが、良質な映画に出会えた。
ピナコ

ピナコの感想・評価

3.8
この映画は映画好きの友人に教えて貰った作品
観たいとずーっと思っていました。
今回他のDVDを探していた時に偶然見つけ借りてきました。
このTSUTAYAにはあったんだ!
嬉しかった早速観賞。
ストーリーは知らず。

ジャケットの真っ直ぐこちらを見ている彼女に惹かれました。
彼女可愛いですね、ジェフリーラッシュと並んでいる場面では顔の縦サイズ半分でした 笑

主人公リーゼルは悲しいことがありました。
そして養父母に引き取られました。
1941年頃の世界は戦争、住む街はドイツ、ヒットラーの賛美、ユダヤ人の迫害。
ヒットラーを賞賛する歌を嬉しそう?に歌っているシーンや演説に怖さを覚えました。


でも悪い人ばかりではありません。リーゼルは優しい人達にもめぐり会います。
普通に生きている人間がいます。
そんな中で成長していきます。

字を知らなかった彼女に養父は優しく導いてくれます
禁じられてる本を読み楽しさを覚えます。
次々新しい言葉を知り喜びを感じます。

でも戦争は大切な物を奪っていきます。
辛くとも生きていかなければならなかった時代。
生き抜いていった主人公。
彼女の物語。



やっと観ることができた映画
なのに風邪引いてしまいぼ~っとしていてレビューまとまらず…。残念。



私も図書館行きたくなりました。
以前は行ったりしてたんですけど…
本屋さんは行くんですが
本屋さんて何故かどおしてトイレに行きたくなるんでしょ😂


『人間の価値は約束を守れるかどうかだ』今回はこの台詞に心打たれました。

俳優さんは自分のこういう台詞にやはり日常生活に影響されるのかな?どうなんだろう?
それなら俳優さんはみんな立派な人になってしまいますね。

私はいつも観たすぐに"肝に銘じ"ながらすぐ忘れてしまう人です。
だから映画を観続けます。
人の言葉や生き方、しぐさ、考えに感動すること沢山あるからです。

では。
無

無の感想・評価

3.0
邦題や全体の雰囲気に騙されそうになるけど、これはかなりの胸くそ映画だ。
劇中、ルディに比べてリーゼルが成長しすぎな気がするのは女子だから…?
エミリー・ワトソンが老けてて何か悲しい。
面白かったー!
ナチス時代のドイツ人少女がユダヤ人の男性を匿うってとても浪漫を感じてしまうのは私だけ?
登場人物がみんな温かくて優しくて切なくなる。
ハナ

ハナの感想・評価

3.5
映画を観るとタイトルの意味に納得。悲しい時代だけど、主人公の少女をはじめ、心暖かい人達が多かったのが印象的でした。特にルディはなんていい子なんだ‥‥。
mochikun

mochikunの感想・評価

3.9
他の方のレビュー見て劇場未公開だったと知ったんですけど、僕がこれを見る前にタイトルから物語を想像して「きっとこんな感じだろ?」と見ないでいる人って多い気がするんです。レビュー数が少ないからそう思ったんですけれど、どうなんでしょうか。

それはともかく、率直に言ってとても良い映画でした。
凄く良いなと思ったシーンは、爆撃のときに近所の人たちと防空壕的なところに逃げ込み、そういえばお父さんが居たときはアコーディオンを弾いていたな〜と主人公が思い出し、自分は弾けないからその代わりに物語を語りはじめるところです。

あと、死神というか、死がナレーターだったわけですけど、彼(声が男だったから!)がラストで「主人公から人生とはなんたるかを考えさせられたけど、その答えは見つからず沈黙が残った」っていうセリフが良いですよね。
小説ですけど、レイモンドカーヴァーの「愛について語るとき我々が語ること」のラストみたいです。

ジェフリーラッシュとエミリーワトソンが最高でした。
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