シネマスカイウォーカー

インサイド・ヘッドのシネマスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
3.6
ピクサー41作目。長編15作目。
原題:「inside out」

おもちゃ、虫、車、モンスターなど数々なモノをテーマに映画化してきたピクサー。今作では遂に人の感情という実態を持たないものを具現化し1本の映画としている。ライリーという1人の女の子の思春期の心の不安定さを見事に具現化した映像表現は素晴らしい。大人になって見返すからこそ分かる思春期の感情の不安定さを表現した本作はピクサーの中でも少し大人向けな内容なのかもしれない。今になって痛いほどよくわかる感情の起伏を描いた今作は共感出来る部分が多かった。テーマ、内容はとても良いとは思うが面白いかと言われると少し微妙な感じもある。エンタメ性で言うと少し物足りないなと思う部分もあった。