えりこ

インサイド・ヘッドのえりこのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
3.2
ある時、特に大切にしていた思い出のボールが指令室の外へ飛ばされかけてしまう。それを防ごうとしたヨロコビだったが、カナシミと共に“記憶の保管場所 ”へボールと一緒に飛ばされてしまう。何とか指令室へ戻ろうと奮闘するヨロコビとカナシミ。しかしなかなか思い通りにいかず…
一方、ヨロコビがいなくなってしまった指令室では大変な事態になっていてーー。

最初は只々足を引っ張っているだけだったカナシミ。
これでもかという程に後ろ向きだった彼女に少しウンザリしていたヨロコビだったが、二人で行動しているうちに彼女の大切さに徐々に気付く。そして二人で共に成長していく姿は観ていてとてもほっこりしました。
イカリ、ムカムカ、ビビリ、ヨロコビ、そしてカナシミ。全てが大切な感情で。カナシミがあるからこそヨロコビをより一層感じることが出来る。立ち直るために時にはカナシミも必要で。不必要な感情は何一つない。そう改めて思うことができる素敵な映画でした。

ボーイフレンドタワーとねこの頭の中には笑ってしまったなぁ。
一方、ラストとビンボンのシーンには本当に泣かされました。
見たあとには自分の頭の中がどうなっているかとても気になるそんな映画です。
えりこ

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