都会の片隅の小さいけれどオシャレなお家。
ある日、甘えん坊のくんちゃんに、
生まれたばかりの妹がやってきた所からお話は始まります。
両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うばかりのくんちゃん。
そんな時、くんちゃんはお家の庭で自分のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ、不思議な少女・ミライちゃんと出会います。
それが大きな冒険の始まりでした。
みなさんご存知、細田守監督の最新作。
きっとこの映画は、見る方の年代によって見方がかなり変わってくると思います。
私にはこのくらいの年齢の男の子と関わった事がないので分かりませんが、くんちゃんの赤ちゃんがえりが、ただひたすら凄い！というのが第一印象。
けれどこの我が儘なくんちゃんが、お家の庭を介して色々な事（家族の過去など）を見て、そして経験して、少しずつ成長してお兄ちゃんになっていく様子には、観ていて心を動かされました。
あんなに嫌いと言っていた未来ちゃんを助けたところには、とても成長を感じたなぁ。
あと、ラストシーンも兄妹が仲がいい様子を感じられてとても良かったです。
物語の基盤の、未来のミライちゃんが何故過去に来たのか、という理由も女の子らしくて可愛らしくて良かった。
視聴前には正直もう少し重要な理由かと思ってましたが、恋する乙女にしてはかなり重要な事ですよね(笑)
謎の男の人の話も本人にとってはかなり重要な事でしたし(笑)
全ては、家族の未来と過去の壮大なストーリーという感じでした。
「少しでも何かが違ったら、今私たちはいない」というセリフは、ありふれてるけど凄く良かったなぁ。
色々書きましたが、私が最後に思ったのは、
ひいじぃじが、ひたすら男前！！！
でした(笑)
