さく

007 スペクターのさくのネタバレレビュー・内容・結末

007 スペクター(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

クールでファニー、そしてセクシー。今作は特に今までスタンドプレーだったボンドがチームプレーをしてる感じね。サム・メンデスがスカイフォールで見せた世界からは確かに柔らかいものに変わった感じはする。前作がボンドの過去なら今作は「007の過去」かな。マンガチックだよね。交戦しながら毒吐いたりして、ボンドも血が通ってる人だって感じがしてね。プロフェッショナルに徹したエージェント007を見たかった人には物足りないだろうなぁ。
個人的には、Qのオフィスというか研究所が昔のスタイルに戻ってたこと(特に地下鉄のホームから運ばれてくるボンドカー!)が萌えポイント。ボンドカーもギミック満載だし。オールドタイプの武器だな…と思えばナノマシンとかね。
ただ、序盤でなんかすごいやつ!て演出したスペクターの正体が「なんか分からんが悪い奴らだった」ていう所や、出だしから嫌なオーラ出してたCがそのまま悪いやつだったとか、悪役に魅力というか捻りが足りなかった感じはする。アクションシーンも少し長めかな?ダニクレ最後だからたくさん撮りたかったのかな。私は冗長とは感じなかったけど…。
総合的には「ボンドがマイクならぬ銃を置いて舞台から降りた」話だったね。ダニクレほんとに最後なんだなぁ。次のボンド誰だろうね、ワクワク!
さく

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