へんり

007 スペクターのへんりのレビュー・感想・評価

007 スペクター(2015年製作の映画)
4.0
スカイフォールからサムメンデスが続投しての本作。ダニエルクレイグ版がシリアス路線を志向し、スカイフォールでその頂点に達してから一転、本作は昔の007を意識したような「軽い」トーンの作品であった。敵は悪の組織=スペクターで、ボンドはおねえちゃんと楽しみ、登場人物たちは軽口を飛ばし合う。しかし相変わらず画面はリッチだし、キャストも同じなので、どうもちぐはぐな印象を受けた。それでもレアセドゥの人を蔑むような視線には痺れたし、ボンドガールが自立した女性という立ち位置もただの過去の焼き直しではなく現代的にアップデートされた作品と言えなくはないのかもしれない。ま、クリストフヴァルツにはもっと暴れてほしかったが…。