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007 スペクターのおーつのレビュー・感想・評価

007 スペクター(2015年製作の映画)
4.6
初心者向けレビューでいきます。最近のしか観てない人は「スカイフォールの方が良い」と思うのもわかります、
が、が!!きたぁぁぁ!!
『普通の007』を劇場で観れる日がやっときたぁぁ!!
まず007初心者に伝えたいのは「シリーズ存続の危機」にあったということ。
言い方を変えると
『普通の007なんてやってる場合ではなかった』ということ。

簡単に説明すると
2002年に公開した「ダイアナザーデイ」。ブロスナンの最後であり、シリーズ20作目の記念作でした。
そのため衛星兵器みたいのがでたり、ボンドカーは光学迷彩使って透明になったりしました。
↑このせいで
「これ以上続けられるの?」っていう状態になり、ここで「存続の危機」に陥ります。

そこから4年たって「ボンド像のリニューアル」という形で復活したのが傑作「カジノロワイヤル」
でも、また危機は訪れた、。
それが2008年の「慰めの報酬」
内容が異端なのもありますが、なんといっても「007らしさ」がない。ボーンシリーズと大して変わらない。
それに加えてMGMの経営難がくる
ダブルショック!!

これはファンにとっては「もう作られないじゃないか」っていうガチな不安でした。

そこから4年がたった2012年。
みんな大好き「スカイフォール」
これはこれで、「50周年ならでわのストーリー」という奥の手を使っちゃった。
まあ結果かなりのヒットをして「安心して続けられる状態になりました」

つまりスペクターは「13年ぶりに普通の007が観れるんです」

(ここから本作のレビューです)
まずスカイフォールより全然良かったのがテンポの良さ。
スカイフォールは傑作ですが後半にかけてのテンポは歴代007と比べれば圧倒的に悪い方です。
はっきりいって地味でした。
でも今作はすごくテンポが良い!
ころころ舞台がかわり、適度にアクションが入ってくる。
なのに上映時間はシリーズ最長の148分!!
まったく長く感じなかった。

まずファンは開始早々喜びましたよね?
銃口を歩くボンド。俗にいうガンバレルシークエンスの復活!
スターウォーズのオープニングの黄色い文字くらい重要なんです!
「これから007が始まります!」という潔さ。
かぁぁ!最高!!

そして悪の組織「スペクター」が40年ぶりに復活!!

いや、これはクレイグファンには馴染むことできましたか?

昔のスペクターって典型的な悪の組織だったのですが、今作はスカイフォールで確立した新しい007の世界にかなりアレンジが加えられてました。

このスペクターの会議にボンドが潜入すると
いきなりボスが
「ようこそ、ジェームズ」って言った時の空気の変わり方。
あれ最高でしたよね?
からのカーチェイス!
ボンドカーの完全復活です!!
夏のミッションインポッシブルの方が派手かもしれませんが、
007は格が違うんだよ!

高級車といってもロケットみたいな車じゃなくて、エレガントなアストンマーチン。
しかもこの映画のためだけに作られたDB10!
そしてそれを追うのは無口の大男ヒンクスが乗るのは同じくイギリスのジャガーCX75!

これだけでもかっこいいのに
ローマ市内の道全て貸し切って行われたカーチェイス。
ローマ建物のデザイン、街灯の光とかかっちょえーーー!!!

カジノロワイヤル以降は異端な作品ばかりでしたが、
ようやく正統的な007がきました!!

結果的には良作でしたが、
一つ、傑作とは言えない点があります。
それは一部「スカイフォールを引きずりすぎた」こと。
ボンドの過去に触れるのはかなりの奥の手です。
それを前回使ったばかりなのに、また使うのは良くない。
そして敵がイマイチピンとこないし、なにがしたのいか明確なのに伝わりにくい。

でもまぁ、24作品もある中ではかなり良い方でした!!

内容的にはクレイグボンドの集大成だし、
終わり方的にはボンドも変わるんじゃないかな?

スペクターそのままで、7代目ボンドに変わるのがクレイグ的にも良い幕引きかと。