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007 スペクターの9oo9leのネタバレレビュー・内容・結末

007 スペクター(2015年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館で鑑賞しましたけども、非常に粗い脚本に思えた。
前作「スカイフォール」が世紀の名作と評価されていたのに…。
タコのようにヌルヌルしたまま終わってしまった。

「スカイフォール」の高評価により、過度の期待をし過ぎてしまった僕がいけないのか、ボンドマニアでない僕が随所に散りばめられているであろう各作へのオマージュを受け取れなかったことが、今回楽しめなかった大きな原因なのだろうか。
いずれにせよ、「カジノロワイヤル」、「スカイフォール」と興奮を覚えた体験を、また出来るのかと思っていたが正反対の結果に終わってしまったことが残念で仕方ない。

まあ「慰めの報酬」は全くと言っていいほど好きではなかったし、隔世遺伝的なナンバリングになるのならば、今作は捨て作?なのかもしれない。

冒頭のメキシコから、もうとにかく爆発やらヘリの低空飛行やらアクシデント続出で、「この人本当に諜報するつもりあんの?」ってツッコミしか出てこないぐらい目立ってました。
それに、ボンドの行動に関しても、噴出する問題への行き当たりばったりな対処法が続き、正にジェットコースタームーヴィー。

「スカイフォール」がダークすぎた反動なのか、今回のボンドはとにかく小ネタのオンパレード。
悪い意味で”イギリス映画らしさ”が露呈してしまったような(それこそ意図的なのかもしれないが)。
往年のボンドファンには、こういう小洒落たギャグが「それでこそボンドだ!」って、ニヤッとさせられる場面だったりするんだろうけど…

それと、クリストフ・ヴァルツ演じる悪役のキャラの薄さ。
続編を睨んでの采配なのかもしれないけど、ほぼ良い所なし。達成すべきゴール地点も明確じゃないし、ボンドに対する憎悪などの感情的な部分も薄いし、挙げ句の果てに「前作までに起こっていた悪事や悲劇は全部僕が仕組んでたんだよ〜」とか言っちゃって、なんかお前小学生かよとか思っちゃった。

ピンチというピンチはボンドが力技で解決、内部の問題もとにかくドンパチで解決!
こんなんだから00機関はお荷物だと言われてしまうんだよ…

※1点、理解出来なかった場面があった。
クライマックス手前で、M達とボンドが合流して車に乗ってから、トンネルの手前でMが不自然にスピードを上げた結果、見事に妨害に遭ってしまったわけだけど、あれはMが仕組んだってこと?
それとも、わざとボンドを捕らえさせて、相手の本拠地に簡単に乗り込もうとした作戦?