マッドマックスが30年ぶりにまさかの復活!
ジョージ・ミラーはイカれている。
『マッドマックス2』は確かに伝説だった。私達の中には思い出補正がかかりまくったマッドマックスがあった。30年ぶりのマッドマックスはあの頃のマッドマックスと同じレベルではガッカリ、2倍すごくてやっと及第点といったところだと思っていた。だが、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は私の思い出補正のマッドマックスの10倍はすごかったのだ。70歳過ぎて30年ぶりにこんなものをつくるなんて、ジョージ・ミラーは本当にイカれている。
しかもこのマッドマックスはちゃんとマッドマックスらしいポイントをしっかりと押さえている。極悪ながら惹かれれる悪のカリスマ。虐げられた人々の立ち上がり。地味だけど存在感のあるマックス。
いつもマッドマックスはマックスが一度やられてそこからクライマックスへと突き進んでいくんだけど、今回はそれが最初に起こってそっからもうずっとクライマックス。色々メチャクチャでおバカなんだけど、見てる時はただただ圧倒される。いくらでも語れる。これは最高の映画の一つだ。
30年の時を経てこんなすごいマッドマックスがまた見られるなんて。。。30年色々あったけど生きててよかった。号泣した。人生捨てたもんじゃないな。