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マッドマックス 怒りのデス・ロードのP銀のレビュー・感想・評価

5.0
「荒廃した世界のクレイジーなバイオレンスアクション」
を観に行ったと思ったら
「シルク・ドゥ・ソレイユ 炎と砂のカーニバル」
だったぜ……(褒めてます)

 2D字幕で。お金があるなら3Dの方が良いかも。画面の圧がすごいので。テキスト少なめ、映像で全部語ってるから目を離すな!って感じですね。

行動やデザインワークは確かに暴力的でぶっ飛んでます(最高)が、その徹底された世界観、ガジェットへのこだわり、アクションのダイナミズムからは、強い美意識を感じました。
 無骨さの中に機能美やシンボリズムが細かく練りこまれて、ただの文明崩壊後の無法者集団ではなく、環境適応と支配社会に生きる人類の知恵が垣間見えるんですよね。
V8を讃えよ!

 キャラクターも、見ている側の倫理観ではなく、作品内の世界で考えて生きてる感があって良いです。
 フュリオサ達が作る新しい砦も見てみたい。
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