原点回帰程ではないけれど、ダークファンタジーとアドベンチャー要素が強めで「パイレーツオブカリビアン」らしさが戻ってきた感じです。しかし、酷評された前作を分かりやすくて良いなと思った私には本作のゴチャゴチャさはちょっと残念。
冒頭から相変わらずアクションのスケールがデカい!その後は物語の説明でしばし停滞するが処刑場から再びエンジンが掛かり始める。コントのようなアクションシーンと漫才のような掛け合いも健在で楽しい。ジャックの飄々ぶりも相変わらずで良い。
ハビエル・バルデムは悪役をやらせたら抜群ですね。不気味さが異常で怖かった。キャラクターの背景は父親を殺され海賊に恨みをという事だが、その場面は描かれてないのでイマイチ伝わって来ない。ジャックをあそこまで恨む理由もちょっと足りない気がします。
ウィルとエリザベスの息子が登場するも2人の息子にしてはカリスマ性に乏しい…。後付けが強引な気がしますが…まぁ許容範囲ですね。本作は劇中にタララッタタララッタのあのテーマ曲があまり流れず盛り上がらない…。
マンネリ感もあるにはあるが、やっぱり観てみるとこのシリーズはワクワク感があって楽しい。娯楽映画として充分に楽しい時間を過ごせました。