ダース米田

バイオハザード:ザ・ファイナルのダース米田のレビュー・感想・評価

2.3
アリス・アバーナシーの戦いが、ついに終わる!!

シリーズ6作目にして最終章となった本作。
人類は全滅し、残された数少ないアンブレラ社の隊員達はホワイトハウスに集まり、アリスの超能力を復活させ最後の戦いに挑む、
という前作の衝撃的なラスト…



こ れ が 見 事 に 裏 切 ら れ ま し た。



これらは全てウェスカーの罠であり、アリスの超能力も戻っておらず、レオンやエイダ達もその後死んだという、信じられないくらい強引な設定にされて物語が始まったことには心底失望。
元々前作の興行収入的に続編製作が万全に進むとは思ってませんでしたが、ここまでメチャクチャになるとは(-_-)゛

映画単体としても本作はかなり酷いです。
ワンパターンなビックリ演出の繰り返しで早々に飽きがくるし、アクションシーンのカメラワークの酷さはシリーズ最低物。しかも映像が全体的に暗いので物凄く見辛い。

物語の展開も不自然な箇所が多く、アンブレラ社は本気でアリスを倒そうとしてるとは到底思えないです。完全に茶番劇になってしまってる。

また、Tウィルスの開発者は2ではアシュフォード博士という人物だったし、なぜか復活したアイザックス博士がアンブレラのトップになってたり(3を見る限りはウェスカーより地位は低い)と、これまでの5作品全てを全否定するほどの設定変更が痛々しい(製作面が相当無茶な遣り繰りをしていたことが伺える)。


本作の見どころは「アリスの正体と記憶」くらいですかね。
今さらすぎな気もするけど、1作目で謎となっていた謎に終止符を打ったという点では最終章としての体は保ってました。
ダース米田

ダース米田