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バイオハザード:ザ・ファイナルのraiseのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

※シリーズに思い入れのない人の感想です。
 アクションシーンが酷くストレスだった。
只々カットや手ブレ、アップが激しいだけで全くの中身の無さ、新鮮さの無さが逆にすごくて、勢いがあったとしか言いようのない映画だった。良作アクション映画のサンプリングにもなってない。
バイオハザードシリーズだからといって許されるべきではないと思う。
 あとストーリーも、ワクチンを奪取=生存者への攻撃中止と繋がる意味が非常に分かりづらかった。
ワクチンを奪取→その為に敵ボスを倒す→攻撃が中止される→ワクチン拡散で人類救済→二人は幸せなキスをして終了 と脳内補完が必須な作りは厳しい。
 世界を救う割にはスケール感が小さく、少しでもよいから世界各地の、この世紀末を生きている人達の描写があって欲しかった。むしろなぜ入れない。
 共闘する生存者達も特に個性がなく、なぜ生きてこられたのか分からないような感じで、正直どうでもよい存在にしかならなかった。
 個人的にはウェスカーの死に様が良かった。解雇=死という方程式の上で無残に散った一人の社畜に栄光あれ、と願わずにはいられなかった。
 まとめると、基本的に良いところは「逆に」や「むしろ」といった前を置きをしないと書けない映画でした。
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