たけp

思い出のマーニーのたけpのレビュー・感想・評価

思い出のマーニー(2014年製作の映画)
4.0
主人公・佐々木杏奈(高月彩良)が田舎の湿っ地屋敷という「異世界」でマーニー(有村架純)という「他者」と心を通わすことで成長する話

説得力のある田舎の景色が見える
説得力というのは「こういう田舎ありそう」という意味
幹線道路沿いにだけブックオフとかあって他は何もない田舎

子供向け映画なので『心の中で思ったことを全部口に出してしゃべる』設定
「なんだろ?あのお屋敷知ってる気がする」「誰も住んでないのかな?大きな家」
とか全部一人で声に出してしゃべっちゃう

信子(頼経明子)に「太っちょ豚」と言うのもも普通ならありえんけど、心の中で思ったことを全部言っちゃう世界線ならありか

マーニーは棒読み
そのせいでどこか人間ぽくなくてマーニーのキャラクターにあっててこの棒読みは良かった

大岩さんはあたりが暗いので懐中電灯を渡そうとする
→そのあとのシーンでマーニーはランプを使ってる

これはわざか偶然か知らないけど
懐中電灯:ランプの対比になってて面白かった

マーニーの正体については久子(黒木瞳)の話を聞いた時点でわかるのだけど、その後の写真を見たシーンでようやく杏奈が気づくのはくどいというかうまくない

「毎日普通に過ごせますように」

【教訓】
主人公・杏奈が田舎の湿っ地屋敷という「異世界」でマーニーという「他者」と心を通わすことで成長する話
つまり、いつも同じ場所、同じ人とだけ会っていても人は成長しないということ
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