Tierheim

思い出のマーニーのTierheimのネタバレレビュー・内容・結末

思い出のマーニー(2014年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

不思議な作品でした。
劇中で笑いもおきなければ感動もしないし淡々と少女たちの一夏の交友録が描かれていきます。

ジブリ作品には珍しく?伏線が張り巡らされていていますが、終わりに進むにつれて、その伏線が綺麗に回収されていき、良い小説を読んだ後の浮遊感みたいなのがありました。

当然なコトですが、この作品は「ジブリ作品」ではありますが、「宮崎作品」ではありません。映画の雰囲気自体も今までのジブリ作品とは一線を画しています。その感じは人によって良いとも悪いとも言えると思いますが私は好きでした。

劇中で何度も少女たちが、お互いに「愛している」と言い合いますが映画の最後でこの言葉の真意が分かり、なるほどなってなります。