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思い出のマーニーのdaisuKのレビュー・感想・評価

思い出のマーニー(2014年製作の映画)
3.5
「狭間」を感じた。

アンナが暮らす家とマーニーの屋敷の“世界”の狭間。
アンナとマーニーの間にある“時間”の狭間。
アンナと他人との間に立ちふさがる“心”の狭間。

個人的に、この作品全体に漂う「日常」と「ファンタジー」の狭間のような世界観が好きだ。

いま、ジブリは狭間なのだと思う。
宮崎駿監督からの継承と、米林監督なりの表現を混ぜ合わせた“狭間”で、いろいろ実験・試行錯誤されたのだと思う。
“狭間”の化学変化を今後も楽しみにしたい。
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