ローズまりぃ

エクトプラズム 怨霊の棲む家のローズまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

500本目。
8月配信終了一気見56作品目。
これが実話ベース?!…まぶた切り取って保管…家中にあんな死体があってそこで暮らしてただなんて。マットがかっこよかった。自分が末期ガンなのに家族想いで荒れることもなくちゃんと病院に行ってどうせ死ぬって言いながらラスト最後の力を振り絞って斧で家を壊して家中に監視として敷き詰められていた死体を燃やすシーンとか凄くよかった。怖さはそんなにないけど燃え盛る中の最後の音楽がめちゃめちゃいい。皮肉にもジョナと同じ結末を辿るかと思っててそこもつなげ方うまいなと思ってたけど母の愛強い。母サラの聖書?を読み上げると霊たちが去っていくっていう伏線も全部回収されててよかった。



小児ガン(末期ガン)に侵されていた息子マット(といっても高校生くらい)が通う病院の近くに破格の家賃で貸し出されていた家を見つけた母サラ。(夫も他の子供たちもいるけど決めたのはサラ1人)実際に引っ張られる感じのする曰く付きの家だったが病院から自宅までの移動に何時間もかかるために家を借りる。だがその家では怪奇現象が起こりマットはジョナという少年に関する悪夢を見るようになる。そして地下の部屋に元葬儀場だという家の名残が見つかるとマットは言いがたい不安を覚えた。焼却炉とか台とか薬品棚とか写真もそのまま。そんな時彼は治療仲間ポペスク牧師と出会い交流を深めていく。
ある日マットといとこで同居中のウェンディは床下にあった古い写真と干からびた謎の物体を見つける。ウェンディが調べると交霊会事件と霊媒の少年ジョナという存在が浮かび上がっていった。エイクマンがジョナを使って霊魂と交流させてこの家で毎回やっていた。物理がよくエクトプラズムというゼラチンみたいな穴という穴から出して霊魂と交流してた。ポペスク牧師に聞きにいくと遺体のまぶたを取る黒魔術の話を聞き謎の物体が干からびたまぶただとわかる。死霊魔術で超絶的な力で死体の一部を使い死者を操るという。瞼を切り取り目をずっと開かせた状態にしたのはこの家や彼の秘密を守らせるための見張りをさせていたのではと。究極の目的はジョナの力を増すこと。3人で死者への祈りを捧げようとした瞬間マットはエクトプラズムを吐くジョナとシンクロしてしまう。怪奇現象が酷くなりポペスク牧師が助けに来てジョナの遺骨を見つけると家から引き離す。全て終わったかに思えたがマットは体中に文字が浮かび上がり夢でジョナの最期を知る。霊が襲いかかってきて焼却炉に閉じ込められ亡くなってしまった。
マットはガンの転移によって手の施しようがなくなっていた。そしてニコラス牧師はジョナが家中に残る霊を救い出そうとしていたと知る。残った霊は怒っておりすぐそこから出ろとニコラスが電話をかけるが繋がらず命の危機を感じるほどに襲われる。マットは最後の力を振り絞ってまぶたの無い遺体が敷き詰められていた家を燃やす。なんとかサラに助けられたマットの体からは全てのガンが消えるという奇跡が起こった。
ローズまりぃ

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