えんさん

THE NEXT GENERATION パトレイバー 第6章のえんさんのレビュー・感想・評価

2.5
パトレイバーの劇場版ミニシリーズの第6弾。前作、第5弾のときに、次回が最終章ということを書いていましたが、正確には次作の第7章で完結となるみたいです。このシリーズもそろそろ終盤というところになって、来年劇場公開される「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」の予告編も入ってきているので、そちらを期待したい人も、そろそろ本ミニシリーズをウォッチしたほうが最新情報を手に入れることができるかもしれません。そして、同時にイングラムの登場シーンも徐々に増えてきたと思います。

まずは、「エピソード10:暴走!赤いレイバー」のほうでは、ロシアから流出した軍事用レバーに対抗すべく、イングラムがメインで登場してきます。ただ残念なのが、直接対決というよりは、間接対決として少々登場するに過ぎないところ。それでも、レイバー対レイバーという構図が出てくるところがファンとしても期待が高まるところです。一方の、「エピソード11:ロンググッドバイ」のほうは、このシリーズで再三登場している”ゆるふわ”ベースのお話。主人公級のキャラ、泉野の悲しい初恋物語が語られていきます。まぁ、それぞれのキャラクターの深みがこうしたミニエピソードで徐々に深まっていくのはいいとは思いますが、如何せん中身が薄すぎる。これなら特車2課の現在までに至る道程を、各レイバーの変遷で見せてくれたほうがファンとしても嬉しいのではないかと思ってしまうのですが。。

とはいいつつも、このシリーズも次回が最終章。ゆるふわな感じで行くのもいいんですが、それでもイングラムはちゃんと動かして欲しいと思うところです。