キネマ寸評

バトルフロントのキネマ寸評のレビュー・感想・評価

バトルフロント(2013年製作の映画)
4.0
スタローン脚本、製作。
エクスペンダブルズの縁か、ランボー用の脚本を流用してステイサムにあげた。
これが元々ランボー5の予定だったかと思いながら観ると更に面白い。

元凄腕麻薬捜査官、仕事嫌になって田舎で娘と父子家庭。
娘にマーシャルアーツと喧嘩を完璧に仕込んでおいたので、見るからに太々しいいじめっ子の攻撃をCQC近接戦闘で瞬殺で倒す。やりすぎ。強すぎ。モンペの親が怒り嫌がらせするが、ステイサム更に強すぎて蹴散らす。モンペがヤクザの兄に駆け込み、麻薬密売人との抗争に発展する。

という…この…なんだな、
感想としてはかなり面白かったのだけど、

この映画を観た後の親御さんは子供が小学校入る前に「俺がまずマーシャルアーツとCQCマスターしとかんとダメだな。」と思うでしょうね。子供同士の喧嘩が麻薬マフィアとの抗争まで行っちゃうわけだから、おちおち子供を小学校にも行かせられんね。

南部沼地土地の人たち怖い、相変わらず。
俺らの土地来んな。みんな生活大変でグレてヤンキー化。バイカーのマフィア。自家製麻薬。ザリガニ山ほど食べてる。
また南部怖いの証拠が発見された。南部の人達すみません。

ステイサムは安定だが、最初の回想シーンでロン毛が観れるので必見。
ヤクザの兄がジェームズ・フランコ。この人も役柄選ばない人だなぁと毎度感心する。驚いたのが兄の女役ウィノナ・ライダーがフランコ以上の汚れ役で逆に役者魂を感じた。なんでこの役引き受けた。ケイト・ボスワースも皆の心に残るモンペ役で汚れきりました。ちなみに対して役に立たない保安官がクランシー・ブラウン。一番汚れた俳優が今はクリーン役なのも面白い。

安定のスーパーコップ返り討ちアクション。ランボー5の補完として更に楽しむために。土曜の午後とかビール飲みながら観たら最高。
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