Holmes51

寫眞館のHolmes51のレビュー・感想・評価

寫眞館(2013年製作の映画)
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【笑顔は今日もどこかで誰かを救っている。】

台詞は一言も発せられない、ピアノ音楽だけのサイレント映画。

丘の上に建つ寫眞館は1900年代の情勢をずっと見守ってきた。韓国併合、関東大震災、太平洋戦争、東京大空襲、東海道新幹線開通、東京オリンピック。そして人々の日々の営みを。

この映画に声が存在しないのは寫眞では声を切り取る事が出来ないからであろうか。寫眞機の前に座る人々の表情しか残せないからであろうか。

寫眞館の主人はきっと日本一笑顔に囲まれて生きてきた人であろう。
Holmes51

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