ねこ

ハーフネルソンのねこのレビュー・感想・評価

ハーフネルソン(2006年製作の映画)
3.7
奇妙でもいい
理解されなくてもいい
ひとりじゃないと思えること、それが最も大事なことなのかもしれない

クズと呼ばれても仕方がないダンに、うっかり絆されそうになる
ライアン・ゴズリングがあの瞳で語りかけるせいだ
ドレイの、諦念と忍耐の結果のような喜怒哀楽の薄さにも胸が締め付けられる

ハーフどころかフルネルソンに近いと思しきダンのこと、穏やかなラストシーンを見ても簡単に信じることはできないが、今この瞬間、お互いの存在に救われている

『息もできない』を思い出した
ねこ

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