福福吉吉

ハウンターの福福吉吉のレビュー・感想・評価

ハウンター(2013年製作の映画)
3.0
霧に包まれた家の中で、リサ(アビゲイル・ブレスリン)は毎日、同じ日が繰り返されていることに気づき、家族に話をするが家族は意を介さない。リサはこの状況を打破しようと家を調べ始めるが、何者かがリサに干渉してくる。

ストーリーは、家の中で毎日、同じ日を繰り返すというワンシチュエーションで展開されます。4人家族の中でリサのみが気づいて行動を起こし、その中で少しずつ変化が生まれる様子がとても不気味な感じで描かれていて良かったと思います。煙草を吸わない父が急に煙草を吸いだしたシーンはゾッとしました。

主人公のリサは、他の家族が頼りにならないため、一人で考え、小さな糸口を見つけ出す頼れるキャラクターになんですが、怯える役目も担っているので、一つ一つの行動に時間がかかり、観ていて焦れる展開になっています。

本作の見どころとしては、「家」の時間軸を越えたつながりが挙げられます。リサのいる時間軸とは別の時間軸のキャラクターと接触を持ち、リサが事態の解決へ向かって動いていく流れは面白いと思いました。それでいて、所々、謎の人物がリサを邪魔してくる様子がとても不気味で面白かったです。

普通に面白かったと思います。

鑑賞日:2022年9月26日
鑑賞方法:Amason Prime Video
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